我々の決意

 創立者である私の父が埼玉県川口市に外科病院を開業した際、全ての熱意・知識を持って地域医療に貢献しようと決意しました。

昭和時代の川口市はまだ鋳物工場や部品工場も多く、外傷・火傷を中心とした外科診療が特に必要とされていました。

年月と共に患者様が増え、治療に当たるスタッフが増えるに当たり、初心を忘れないために決意をまとめたものを創立者が院是と定めました。

創立61年を迎え令和の時代では、外科分野だけでなく内科全般・高齢者医療も求められ提供する医療も多様化してきています。

時代や治療分野が変わっても創立者の思いを忘れず、職員一同その院是を心に刻み、チーム医療を行っています。


 千葉外科内科病院・理事長/外科専門医 千葉洋平



千葉外科内科病院 院是 / 前文

われわれ医療人の任務は、病気になやむ人たちに対して、われわれの医学知識、技術や施設を活用して援助し、励ますことである。

千葉外科内科病院は、地域においてこれを遂行し、プライマリ・ケアと専門的医療によって地域医療に貢献することを目的とする。

地域医療は、病院職員と地域住民との相互の敬愛と信頼の上になりたつが、これは病院職員の日々の努力と研鑽によって実現され、維持されるものである。したがって、病院職員にはとりわけ高い士気と能力が求められる。

われわれ医療人の任務は、病気になやむ人たちに対して、われわれの医学知識、技術や施設を活用して援助し、励ますことである。

このような医療機関としての活動のため、全職員は次の院是を実施することに努めなければならない。

1.チームワークによる医療

医療は、各職種がそれぞれの分野で確実に職務を遂行すると同時に、全体として整合性をもつものでなければならない。

そのためには、すべての職員がチームとしての和と規律を重んじ、相互に思いやりと謙虚さをもって行動しなければならない。

2.病院職員の病者にたいする言動は治療の一環

すべての病院職員の病者にたいする言動は、広く治療の一環として考えるべきである。

職員は、病者の心にたいする洞察と思いやりを忘れず、包容力をもってつねに安心感をあたえ、励ますように努めなければならない。

3.医学知識、技術の向上と人間的成長につとめる。

医学の学問は深く広い。技術は日進月歩である。

すべての職員は、病者から信頼をかち得てそれにこたえる医学知識と技術を身につけるだけでなく、つねに人間的成長をはかる努力を忘れてはならない。

4.つねに安全性への配慮を

医学技術の施行のときに危険をともなうものである。

治療のために誤って病者を損なうことのないよう、また、院内での病者の生活に危害をもたらすことのないようにすべての職員は安全に対してつねに配慮しなければならない。

 
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